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アラフォー通信

アラフォーサラリーマンが脳内で飼育する忍猫が綴る妄想ブログです。

うたのおねえさん

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おにいさん(以下、兄)「つづいては、番組を観てくれているお友達からのお便りを紹介する【やぎさんゆうびん】のコーナーです」

おねえさん(以下、姉)「今日もたくさんお便りが届いていますよ。みんなありがとう!」

兄「白やぎさんが届けてくれた最初のお便りを紹介するよ。こちらは東京都にお住まいの、さとうすいこちゃん。4歳の女の子から」

姉「すいこちゃん、ありがとね〜」

兄「いつも楽しく観ています。私はおねえさんがニコニコしながら楽しそうに歌っているのを観るのが大好きです。私も大きくなったら、うたのおねえさんになりたいです」

姉「!」

兄「すいこちゃん、うたのおねえさんになりたいんだそうです!」

姉「すいこちゃん、ありがとう。でもね、よく聞いて? このお仕事はね、一見楽しそうに見えるんだけど、それはそれは過酷な職業なの。子供のころから声楽を学んできた過程で、自らオーディションを受けて勝ち得たポジションなんだけどね、正式な任期っていうのは決まっていなくて、いつこの座から私を引き摺り落そうとする刺客が現れるか、日々戦々恐々としているのよ。事務所の後輩からの差し入れのお菓子だって、何か仕込まれていやしないか考えちゃうと怖くて手出しできないわ。そんなプレッシャーのなかで番組の収録に臨んでいるんだけど、共演しているおにいさんからの宗教への勧誘や、エキストラのガキどもの執拗なセクハラといった横槍が入るもんだから、自分のパフォーマンスを最大限に引き出すのも一苦労。おまけにこのお仕事は世間のイメージがとにかく大事だから、プライベート上の制約も半端じゃないのよ。恋愛なんて御法度中の御法度。AKBなんて目じゃないレベルのプロテクトよ。コンパはおろか、宴席だってうかうか参加できないんだから。オフの生活なんて、自室に閉じこもって一日中、殺してやりたいリストを書き溜めることぐらい。どう?一度しかない青春時代の全てを、公共放送の教育番組という聖域に捧げる覚悟、あなたにはあるのかしら!?」

兄「……」